2005/03/19

第一回オフ会のご報告

UNフォーラムの皆さんへ

本フォーラムの幹事をしておりますコロンビア大学の中村秀規です。本日3月18日(金)、21名の方の参加を得て第一回のオフ会を実施しました。

今回は、来週22日(火)よりニューヨークヒルトンホテルにて行われる模擬国連全米大会に参加される方々にもご参加いただきました。総括の山本敬洋さんより模擬国連の活動と、活動を通じて見えてきた国連像についてお話いただきましたので、本フォーラムのコーディネーターをされているOCHA人間の安全保障ユニットの田瀬さんからの冒頭のご挨拶と併せて、簡単にご報告したいと思います。

いろいろと調整いただいて参加くださいました模擬国連全米団の皆様、またショートノーティスにも関わらずお集まりいただきましたその他の皆様方、どうもありがとうございました。

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(田瀬)
本フォーラムコーディネーターで、外務省からOCHA(人道問題調整部)人間の安全保障部に出向しております田瀬です。

1) 模擬国連がんばってください。外務省に12年いて、ここに来ている。国連政策課、第一委員会を担当。NYUロースクールにいたあと、人権難民課にいて、第三委員会を担当。そのあとアフリカ二課にいて、TICADを担当。UNDPとか第二委員会と担当。その後、第五委員会、国連分担率交渉を担当。熾烈だった。そして緒方貞子さんとかかわって人間の安全保障を担当。このように、模擬国連で扱うものはほとんど扱った。私は国連が好き。模擬国連には頑張ってほしい。外務省にも模擬国連の経験者が多数いる。応援しています。
2) NY国連フォーラムについて。先輩フォーラムとして、ワシントンDC開発フォーラムがある。すごく良かったのは、国益の議論とか、ODA大綱についていろいろ議論できたこと。あのフォーラムで出されたいろいろな議論が、実際の国益/ODA大綱の政策に反映された。このUNフォーラムには国連代表部職員などそっくりそのまま加入している。国連日本人職員とかJICA職員にも広く読まれている。若い人を含めて、いろんな人の議論が反映される可能性を持っている。新しい、民主的な政策決定プロセスになっていると思う。ぜひMLや勉強会などを通じて参加して欲しい。

(山本)
模擬国連全米団の総括をしている東京大学2年生の山本です。昨年1年生のときに、団員として参加して委員会に参加した。今年は総括として団の活動のコーディネートを行っている。
1) 模擬国連とは何か
国連の真似を学生がやるもの。アメリカで始まって、日本でも定着している。幾つかの大学でのサークル活動にもなっている。20カ国以上から、3000人以上が集まって、ヒルトンホテルで大会を行う。各種の国連委員会を開催する。多くのチームがアメリカからだが、ドイツ、フランス、アフリカからも集まっている。
2) 活動から見えてきた国連像
ア) 国連職員の方からブリーフィングを受けた。その際、職員の方が、自分たち(国連)の限界を理解していることが印象深かった。加盟国が動かなければ自分たちだけではなにもできないということをよく認識していると感じた。
イ)国連は巨大な組織。コーディネーションが難しいだろうと感じた。PKO局の池谷さんという方のお話を伺った。ベストプラクティス部門で働いていらっしゃる。一つの部署にいると、他の部署で何が起こっているか分からない。人やお金といった資源が有効に配分されないようなことが起きる。巨大さゆえの限界があると思った。その他に、組織自体に課せられた限界、というのもあると思った。たとえばUNEP。UNHCRとかUNDPとか、どういった機関でも環境に関わる。それに対してどこまで干渉してよいか、自分たちの思ったとおりにできるわけでない。UNEPとしてはやらなければいけないことも、うまくできないことがあるのではないか。このように巨大さと組織割がもたらす限界があるのではないかと感じた。国連全体が一つの組織としてうまく機能するようになる必要があると思った。ベストプラクティス部門はそのための良い例だと思った。
ウ)(国連像に関する感想ではないが)国連に関して学生の立場で知りうることは限界がある。タイムラグもある。調べていくと分からないことが出てくる。今回日本団はオランダを代表するので、オランダの政策について準備してきたが、語学も含めて分からないことが出てくる。これは模擬国連活動では見えない。模擬国連という活動の限界だと思った。

(コメント)
代表部にいたときに、我々は模擬国連で日本を代表するので教えて欲しいと代表部を尋ねて来た団体が3つほどあった。そのときには答えに窮したこともあったし、話せないこともあった。そういう意味で情報を得るのは難しいのではないか。オランダについても、官僚機構とか開発の関係とか、わかりにくい事情がいろいろあると思う。皆さん、そういう意味でいろいろよく勉強されていて、また苦労もあると思う。

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