2005/06/02

Global Health Council から

國井@ワシントンDC です。

昨日はJICA米国事務所のBBLでお話をさせて頂きましたが、折角ですので今回私が出席しているGlobal Health Council (http://www.globalhealth.org/)についてお話します。
これは国際保健関係では世界最大級の会議で、毎年今頃5日間ほど、ワシントンDCで開催されています。今年も約60カ国から1500名近い参加者で、国連、ODA、NGO、大学・研究機関などさまざまです。
今年のテーマはHealth System 。援助の世界でエイズやマラリアなどの疾病別の縦割り介入・基金が増える中、途上国の保健システム自体を整備していかなければならないとの意識も高まっており、議論も白熱しています。
保健分野ではMDGの中間報告が世銀から出され、多くの専門家によるしっかりした分析がなされています。中でも重要なのは、もはやモデル作りではなく、既にわかっている費用効果の高い介入方法を全国レベルにスケールアップすること。そのためには、援助国からの追加資金と途上国政府による保健支出の増額が必要で、計画・執行のための人材育成・能力強化・制度構築、モニタリングのための情報管理が必須である。人、金、物、情報、これらを管理するための全体としての保健システムの構築が重要であり、それには stand alone のプロジェクトからプログラム、そしてシステム構築中心の援助に変えていく必要がある。もちろん、様々な議論がありますが、そんな潮流を感じます。もはや、ポリオのワクチンをこれだけあげました、こんな大きな病院を作りました、では国際的にはほとんど評価されない時代になってきています。

近年、「顔の見える援助」には、世界的な援助政策作り、国レベルでの開発計画・戦略作り・実施、県レベルでの実施計画・執行に積極的に参画して、知的・技術的貢献をすることが重要だと思っています。

保健医療分野でも、医師とか公衆衛生修士(MPH)取得というだけでは、この知的貢献をすることはできず、保健省アドバイザー、保健分野での援助協調といった分野での人材養成のあり方を具体的に考えないならないと感じます。具体的な養成コースをいくつかの機関と相談して試作しようと考えていますので、ご関心のある方はご連絡ください。

國井 修

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