2005/06/10

ODAの質の改善と国際水準の確保を

フォーラムの皆様へ

初めて投稿させていただきます。IDBのラッセルと申します。
下の安西様の投稿にあります

>具体的には税制改革(tax baseの見直しやtax administrationの強化等-これも
>pro-poorであることが原則)が最優先課題ではないかと思います

と いう点ですが、原則的には賛成です。しかし、最近税制関係のプロジェクトに関わリはじめてわかったことは、発展途上国においては(少なくともラテンアメ リカの大半の国では)国民が「税金の取れる人」「取れない人」という二つのグループに分けられていること、後者(つまり貧困層)は一銭も税金を払っていな い(少なくとも直接税は払っていない)、というのが実情だということです。これは必ずしもpro-poorのポリシーに基づいてそうなっているわけではな く、技術的に国民の所得が把握できるシステムが出来ていないこと、基本的な住民台帳などがそろっていないこと、ブラックマーケットのみで経済活動している 貧困層が多いこと、などに原因があります。したがって、徴税率において優遇する、という方法は取れないことに注目すべきです(今現在0%なわけですか ら)。したがって税制分野においてはpro-poorの概念を導入するには富裕および中間層からの徴税をより透明性と効率の高い形に改革し、結果的に税制 の持つ資源の再分配機能を改善する方法が現実的であると考えます。

ラッセルまり子
米州開発銀行地域営業局第二(中央アメリカ、メキシコ、パナマ、ベリーズ、ドミニカ共和国、ハイチ担当)

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