2005/07/25

「国連フォーラム・インタビュ ーシリーズ」第一弾

小谷さん、田瀬さん、長田さん、片桐さん、NYフォーラムの皆さんへ

コロンビア大学を修了し一時帰国中の中村秀規です。 貴重なインタビューとコメントの投稿をありがとうございます。

インタビューを拝読してまず、現在、実際に核兵器が国家、非国家それぞれのアクターによって使用されるリスクはどの程度あるのだろうかと考えました。インタビュー中に説明のあった、核不拡散と軍縮との、一方が進まなければ他方も進まない膠着状態を打破するようなインセンティブが生まれるほどは、認知されているリスクが大きくないのではないか、と考えました。一方で、冷戦後、とりわけ9/11以降、非国家主体への拡散が危惧されており、また「政治的道具」としての保有のみならず、報復として、または肯定的な価値を持った死の贈与として、使用それ自体を目的とした獲得も可能性としては否定できないかと思いますが、こうした実際の不確実さの程度がよくわからないと感じます。今後実際に核が使用されるまで、核の透明な管理に向けての動きが進まないのでしょうか。核拡散や核管理の不備が実際に核使用のリスクを高め、また非国家主体による破壊行為に対して少なくとも核を使用して応ずることはできないと、核保有国によって認知されうるなら、不拡散と縮減とを同時に進める可能性があるのではないかと考えました。

中村秀規

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