2005/08/25

ニジェールの飢餓と教訓

山口さん、NYフォーラムの皆様、

WHOの早川です。日本にとって「アフリカは『遠い』」のか、という山口さんの問いかけには、思わずうーんとうなってしまいました。しかしながら、日本のメディアが取り上げていないことと、政府が実際に政策問題としてニジェールを含めたアフリカの開発に積極的に取り組んでいないということは必ずしも一致しないような気がいたします。取り組んでいるか、いないは、結局、認識と立場の違いになってしまうのでしょうか。

実際、DACのニジェールの簡単な資料を見ると、バイドナーとしては日本のランクは4番目のようです(02/03年平均)。日本からの援助の総額は14Mとなっていて、これはアメリカの16M,ドイツの15Mとあまり変わらないように思われます。トップドナーであるフランスの105Mはダントツですが。以外なのは、ニジェールへの援助の内訳で、債務取り消し関連の援助が40%を占め、一番少ないのが人道支援のカテゴリーとなっていることでしょうか。

絶対的な数字で見るとニジェールにおける日本のプレゼンスは決して小さいものではないと思われます。しかし、相対的に14Mという数字を見ると、やはり日本の援助政策におけるニジェールの位置づけは高くなかったということになるのでしょうか。ちなみに日本の援助の被援助国トップは中国で1927Mとなっているようです。

DAC ニジェール: http://www.oecd.org/dataoecd/23/54/1882640.gif

DAC 日本: http://www.oecd.org/dataoecd/42/5/1860382.gif

早川元貴

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