2005/09/17

第60回国連総会開催 速報4

NY国連フォーラムの皆さん、DC開発フォーラムの皆さん、

国連特別首脳会議も最終日の三日目が終わろうとしています。現在の焦点は、どの時点で「成果文書」の採択を行うかということと、果たして採択されるのかということです。あと10カ国ほどで、メンバー国の演説が終了します。その時点での採択となるのか、その後に続くアラブ連合やECなどの地域共同体などの演説を待っての採択になるのか。問題は、ベネズエラやキューバなど今回強い不満を述べた国が同様の国と強硬に反対し、賛成国がしっかりと対応しなければ、採択は困難になるでしょう。会場には空席もあります。

成果文書については、先日も述べましたが、理想的な文書ではありませんが、多くの進展があります。合意ができた部分で議論を深めたり、実施していくことが重要でしょう。一方、安保理の改革と軍縮については、合意できませんでした。ある意味では、今後の議論の焦点が定まったと言えるかもしれません。

今日は、町村外務大臣と国連職員の昼食会がホテルの日本料理店でありました。私も国連の邦人職員会の会長ということで数人の国連職員と招待され、お弁当を食べながら1時間15分歓談することができました。安保理改革についてや、国連職員としての所感、日本政府の拠出金、日本のインド洋の津波への対応、国連職員の年金と給与、どうやって国際分野で活躍する人材を増やすのか、アフリカの開発、南南協力など、様々な話題が出ましたが、大臣は真剣に時折メモをとりながら話に耳を傾けていらっしゃいました。代表部の小沢大使や外務省の新余部長なども交えて大変興味ある議論がなされました。

安保理改革については、国連職員の側から、日本のビジョンを明確にし、なぜ日本なのか、日本の価値は何なのか、強いリーダーシップを発揮して、ダイナミックな交渉を成功させてほしいという意見がでました。私は、日本のODAの増加、特にアフリカへの支援の倍増を是非結果に結びつけてほしいこと、国連職員を増やすには、開発教育も含め、地球規模の問題の解決に貢献しようと言う若い人の裾野を大学との連携やJPO制度の継続、インターン制度のシステマチックな利用などによって広げてほしいことなどを伝えました。

午後4時には、JICAの緒方理事長がユニセフのベネマン事務局長、丹羽事務次長と会談され、私も同席しました。緒方理事長は、JICAとユニセフが具体的な協力を強化することを提案され、ベネマン事務局長もWork together の精神でいきましょうと同意しました。ベネマンはたくさんのアクターがばらばらに政府とやっている状況を改善していくことが大切だと述べました。緒方理事長は、ハリケーン・カトリナで世界が相互依存の関係にあることがよくわかったと述べ、ベネマン事務局長も国連が支援することになろうとはと言っていました。鶏インフルエンザの話なども出て、30分ほどでしたが、協力を進めましょうと言う合意ができました。

さて、合意文書が無事に採択されることを祈って。

ユニセフ 久木田

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