2005/09/17

第60回国連総会開催 速報2

NY国連フォーラムの皆さん、DC開発フォーラムの皆さん、

国連フォーラムの亀井さん、古澤さん、Jeff Sachsの報告ありがとうございました。実は、この総会にあわせて、たくさんのサイドイベントが行われています。ユニセフでも今夜、Achieving Millennium Development Goals for Water, Sanitation and Hygiene in Africa with Gender Perspectiveというのがあります。マダガスカルとセネガルの大統領他の報告があります。

現在もFinancing for Developmentのスピーチは続いていますが、丁度、町村外務大臣の演説が終わったところですので、追加報告をします。

先ほどの報告でブッシュ大統領の演説でポジティブな点は、国連フォーラムでUNDPの古澤さんからも報告があったように、明確にMDGへのコミットメントを出したことと、先進国の農業分野での補助金も問題だといったことです。ただ、やはり全体のトーンがテロとの戦争というファイティング・モードですから、そのあとの各国の演説と温度差が違いがあります。演説の終わったものから、テキストが出ていますので、詳細は、こちらをごらんください。
http://www.un.org/webcast/summit2005/statements.html

世銀のウォルフォビッツ総裁の演説では、MDGsへのコミットメント、アフリカへの支援の強化と定番どおりでしたが、最後にWe are accountable for those results.といったのが印象的でした。IMFも同様に、MDG/ミレニアム宣言とモンテレーコンセンサスのラインでした。ブレア首相の代わりに演説したヒラリー・ベンは、G8の援助とアフリカのアジェンダでのイギリスの貢献を述べながらも、弁舌さわやか、明快でした。印象的だったのは、これはCharityではなくJusticeの問題だと訴えたことでした。もう一人明快な論を展開したのは、ドイツのWiezcorek-Zeul経済協力・開発大臣でした。彼女は、世界は軍事費に1兆ドルも使いながら開発に750億ドルしか使っていない。武器の輸出入をやめ、核を廃絶すべきだと訴えました。

一人3分で話さないといけないので、早口で尻切れトンボの演説も多くありました。大統領や首相クラスでも、アジェンダを整理して、分かりやすく話すというのが難しいのでしょう。

そんな中で、町村大臣の演説は大変落ち着いていて、わかりやすい英語の発音と論点を絞った展開でいい印象を受けました。日本のMDGsへの明確なコミットメント、ODAの向こう5年間100億ドルの増額、向こう3年間でのアフリカへの支援の倍増、人間の安全保障と開発目標との関係、南南協力の推進、など目新しいものはありませんが、簡潔な演説でした。2000年のミレニアム・サミット以後の日本のODAの論調は、MDGsへのコミットメントと取り組みに迷いがあったように見えますが、これを機にリーダーシップをとる意気込みで結果を出せるようにしてもらいたいと思います。

ODAを0.7%水準にするというのは、国際基準ですし、軍事費との比較でも国民に説明できる範囲内だと思います。もっと増やしていくべきだと思いますが、結果はどうやってだすのでしょうか。

国連フォーラムで亀井さんと古澤さんから、Jeff Sachsのアドボカシー活動の報告がありましたが、MDGsを信じてやるのか、それとは違う方法で、今後10年間にもっと良い結果が出せるのかというと、やはり、MDGsを正面から取り組むのが最も効果的であると思います。Financingの議論が終わったら、何をどうやるのかをこの総会の間に明確に方向を出し、世界の総意を強化してほしいですね。

ユニセフ 久木田

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